炭化異物とフィラーのかきとり効果

GF (ガラス繊維) 入りのセルパージ、炭化した樹脂表面をこすり除去しながら流れるため、炭化異物を除去

溶融した樹脂は、空気に触れたり、長時間加熱されたままにすると炭化します。

  1. 成形終了後、成形機の中を空にすると、シリンダーやスクリュー表面に残った樹脂が空気に触れて、表面から酸化され炭化しますし、
  2. 何日も停止することなく連続成形を行うと、逆にシリンダー内壁に触れた樹脂に熱分解や架橋反応が発生して炭化します
  3. 難燃性樹脂など、元々炭化しやすい樹脂を、適切な加工温度以上で成形した場合にも炭化は発生します

GFが炭化異物を除去

完全に炭化してしまった樹脂は、熱をかけても柔らかくなりません。
金属の表面に強く固着していますが、何かの拍子に取れることがあり、それが成形品中に混入すると「炭化異物」となり、成形不良の原因となります。

GFは、炭化した樹脂の表面をこすり除去しながら流れるため、炭化異物を効果的に除去します。

GF入りグレードは、GFが入っている分樹脂成分が少なくなっています。なので、GF入りグレード単独で炭化異物が十分除去できない場合、ノンフィラーグレードの NX-VN との併用をお勧めします。